耐力壁の配置方法とは
2023/07/01
耐力壁は、水平方向への耐性を付けるため地震に強い家を作るうえで必要不可欠で、建物の安全を支えています。
そんな耐力壁ですが、配置方法によってさまざまな特徴があることをご存じでしょうか。
そこで本記事では、耐力壁の配置方法について分かりやすく紹介いたします。
耐力壁の配置方法
コーナーを固める
耐力壁の基本的な配置方法は、コーナーを固めることです。
コーナーを固めてバランス良く配置することで、水平方向やあらゆる方向への力に耐えられます。
また、上下階で耐力壁の位置を合わせることで、より強度が増す特徴があるんです。
向きを互い違いにする
耐力壁の配置は上下階で、向きを互い違いにすることが大切です。
1階ではハの字のように配置し、2階ではハの字の逆に配置することで強度が増します。
これが逆に配置してしまうと、柱に強い負担がかかってしまうんです。
耐力壁の配置のチェック方法
耐力壁がきちんと配置できているかを確認するには『偏心率』という方法を用います。
【偏心距離÷弾力半径】で計算され、バランスを知る上ではとても重要な指標の一つです。
計算結果の値が0に近い、もしくは値が小さければ小さいほど、バランスが良い建物だという証明になります。
まとめ
耐力壁の配置方法は「コーナーを固める」「向きを互い違いにする」があります。
またきちんと配置できているかを知るには、偏心率という方法を用いて値が小さいかどうかを判断します。
【株式会社フルカワ建設】では、大阪で建物の耐震診断や耐震工事を全般的に行っています。
お気軽にご相談ください。